こんにちは。オタクFP見習いのカイです。
今回は前回の続きで「貯蓄から投資へ」です。
投資はまだまだ怖いですよね?
「貯蓄」と違って「投資」にはリスクが大きいから。
そして「投資」は先が読めないから。
なぜなら、未来のことはわからないから。
それでも「投資」してみませんか?と言う話です。
そのことを今回は綴っていきたいと思います。
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投資は怖い?
銀行の定期預金ははっきりと利率が提示されています。
これは将来確定した「実績」です。
投資の場合は定期預金と違って「過去の実績」だけです。
「未来の実績」はプロでも読めません。
世界も市場も動いているからです。
そこが投資の怖いところのひとつでもあります。
先が読めないと言うことは、未来に潜むリスクがわからないから。
リスクがあるのか、無いのか。
それすらわからない。
いえ、確実にリスクは存在します。
リスクの一例 英国EU離脱ショック
わかりやすいところで2016年に英国がEU離脱を国民投票で決めた時のことをお話します。
その日の市場は乱高下していたのです。
そりゃあもう、一日くるくると目まぐるしく変わっていました。
離脱反対派が優勢と伝われば株価が上がり、離脱賛成派が優勢と伝われば株価は暴落しました。
最終的には「EU離脱賛成」が決定したその日の日経平均は千円以上値下がりました。
※日経平均とは東証一部上場企業の中の銘柄のうち225銘柄を用いて表す株価指数
大型で有名な銘柄が多く、日本の株式の動きをみる一番の指標になっています。
これはもう大暴落です。
ほとんどの日本市場の株価が一気に下落しました。円は高騰です。
株価下落と円の高騰
なぜ株価が下落したのか?なぜ日本円が下落したのか?
それは簡単に言って、英国がEUから離脱することによってEU内が混乱することを受けてポンドが下落したのです。
そして優良な外貨である日本円が買われ、一気に高騰しました。
そして円高になると日本の製品は海外で割高となってしまい、輸出競争力が低下します
※「円高・円安」は大丈夫ですか?
実は私もまだあいまいなので(笑)後日改めてまとめてみますね。
輸出競争力が低下すると、売上が下がる。利益も下がる。
利益の出ない会社の株価は下がる。
その動きを懸念して、さっさと日本企業の株を売ってしまおうと言う人が大勢いたのです。
売る人が多いと言うことは
たたき売り状態
なんですよね(笑)
そりゃあ株価は下がります。売りたい人が多少価格が下がってもいいと思って売るわけですから。
それの連鎖です。
あの時は持ち株が下落しまくって泣くかと思いますよ、会社で(笑)
なので、投資をする上でリスクはあります。
未来は見えませんから。
もちろん見えないリスクを抱えるなんて無理!
という方もいらっしゃりますよね。
それもわかります。
実際怖いですからね。
それでも投資を薦める理由
それでも私は「貯蓄から投資へ」と言いたいです。
なぜなら、貯蓄では世界情勢や経済にまったく興味を持てないけども、投資をすると少なからず経済に興味が持てるんです。
投資を株価として考えてみましょう。
まず、ニュースを見る。
翌日、それに関連して株価が高騰(下落)する。
なぜだろう?と考える。
原因がわかると、次に同じことが起こった時にどう動くのか少し見えてくる。
自分が想定したように株価が動いた!
え!こんな感じで株価って動くんだ!
そうなってくると興味が持てるとニュースが面白くなってくる。
ニュースが面白いと、それに関する事項の関連性がさらに気になってくる。
関連性が気になってくると、投資したくなってくる(笑)
そんな連鎖があるからです。
それともうひとつ。
投資は老後に。なんて考え方もあると思いますが、私は反対です。
投資をするならば、できれば少しでも早く始めるべきです。
老後になって退職金を元手に投資をします、なんて遅すぎる!
失敗したら取り返しがつかないですよ!
だったら若いうちに少額からでも投資を始めるべきです。
なぜなら投資は「時間が味方」してくれるからです。
投資は時間を味方にしよう!
時間を味方にしたいなら、投資をするなら少しでも早く始めるべきです。
早く始めれば始めるほどお得
10万円の元本を年間3%で運用したとき、〇〇年後にはいくらになっているか。
これを考えてみましょう。
(金額に関しては全て税込とします。)
元本 10万円
運用利率 3%
を終価係数に当てはめていきますと
10年運用:13万4,400円
20年運用:18万1,000円
30年運用:24万3,000円
なんと30年後は元本の倍以上!
これは元本に自分のお金を足していった結果ではありません。
最初の元本10万円を運用した結果です。
利益が利益を生んだのです。
利益が利益を生むって?
つまりこの場合、元本10万円が生んだ利益が次の年には元本に組み込まれ、翌年組み込まれた利益を含んだ金額が利益を出します。
これは「複利」といいます。
複利と単利
利益には「複利」と「単利」が存在します。
「単利」は元本が生んだ利益は別にして、もともとの元本だけで運用すること。
つまり10万円が元本だった場合、3%で運用すると 3千円 の利益を生みます。
複利は翌年10万3千円を元本にします。
単利は翌年も10万円を元本にします。利益でおいしいものでも食べに行きましょー(^_^)
そういう事です。
時間を味方に!
さらに次の年を考えてみましょう。
複利の方は10万3千円の元本で3%の運用で 年間利益3090円(また元本に入れます)
単利の方は10万円の元本のままですから 年間利益3000円(また使います)
そして10年後
複利 13万4,400円(10年分の利益3万4,400円)
単利 10万円(10年で使った利益3万円)
20年後
複利 18万1,000円(10年後から10年分の利益4万6,600円)
単利 10万円(10年で使った利益3万円)
30年後
複利 24万3,000円(20年後から10年分の利益6万2,000円)
単利 10万円(10年で使った利益3万円)
ついでに40年後(笑)
複利 32万6,000円(30年後から10年分の利益8万3,000円)
単利 10万円(10年で使った利益3万円)
となります。
じわじわと「複利」と「単利」で差が出てきてますよね。
30年後に手元に残るのは複利が24万3,000円、単利が10万円(+使った利益トータル9万円)です。
複利の方は倍以上になっています。
もちろん単利で毎年の利益を何かのために使うのも有りだと思います。
そうすることによって自分が成長できるのであれば、それは「生き金」ですから。
ただ投資に回せば、それだけ利益を得ることができる。
「増やす」場合にはとても有効な手段であると。
それも「長期間投資をする」とよりいっそう「増やす」には有効であると。
なので「時間を味方につけましょう!」と言うことなのです。
早く始めれば始めるだけ、金利が金利を生みます。
これを利用したのが「積立投信」「積立NISA」「iDeCo」ですね。
これに関してはまた後日改めて説明しますね。
と、言うことでこれから資産を増やしていきたい方、まだ投資を始めていない方が少しでも「投資やってみようかな」と思っていただけたらうれしいです。
それでは次は「FP3級試験覚書き」として「6つの係数」について綴っていこうと思います。
試験の時に覚えたことや、どうやって覚えたのかなど、反面教師にしかならないけども綴っていけたらなと思います!
では、また!