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投資をしよう!~毎月分配型投資信託の罠~

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投資をしよう!~毎月分配型投資信託の罠~

こんにちは。オタクFP見習いのカイです。

投資信託推しで積立投信推しな私ですが、ひとつだけ気をつけていることがあります。
それは 毎月分配型 を選ばないということです。

毎月分配型投資信託

これは投資信託で検索するとよく出てくるキーワードなのですが、簡単に言って「毎月、分配金を出しますよ」と言う投資信託のことです。
毎月利息がもらえると理解してもらえれば早いと思います。

なんだかそれだけ聞くと、とても良いもののように見えますが、実は注意が必要なのです。

FP試験にも出てくる項目です。ぜひとも目を通してみてくださいね。

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毎月分配型投資信託とは

毎月分配型」+「投資信託」ですので、上にも書いた通り「毎月分配金がもらえる投資信託」です。

そもそも「投資信託」とは

投資家から集めたお金をまとめて、運用のプロが株式や債券などに投資・運用する商品です。

 

そして「分配金」とは

運用成果が投資額に応じて投資家に支払われる利息のようなものです。

です。

分配金と言うのは、投資信託の運用を確定した利益から支払われるものと思ってください。
では「毎月」もらえる利息なら良いじゃないの、と単純にならないワケをお話します。

毎月分配型の仕組み

毎月もらえる利息で暮らしたいと言うシニアの方によく売れたようです。
ですが、どうもうまくいかなかったと言う方が多いようです。

そのワケを詳しく見ていきましょう。

仮に毎月分配型の投資信託で「A投資信託」「B投資信託」と言う二つの投資信託があったとしましょう。

<A投資信託>
個別元本(1万口あたり)     :1万5,100円
分配前の基準価格(1万口あたり) :1万5,500円
毎月の分配金(1万口あたり)   :300円

この場合は個別元本(自分が買った時の価格)よりも現在の価格である基準価格が高くなっていますよね?

分配前の基準価格1万5,500円 - 個別元本1万5,100円 = 400円

400円の利益が出ています。
この利益400円から300円の分配金が支払われます。
残りは基準価格に戻りますので、分配金支払い後の基準価格(分配後基準価額)は

分配前の基準価格1万5,500円 - 分配金300円 = 分配後基準価額1万5,200円

となります。

分配金が出て、分配後基準価格は個別元本より上です。
これは大成功例ですね(^_^)
この投資信託はとてもいい投資信託です。
ぜひともこのまま行ってほしいものです。
私も買いたい投資信託です。

※利益から支払われる分配金を「普通分配金」と言います。

では次に<B投資信託>を見てみます。

<B投資信託>
個別元本(1万口あたり)     :1万5,100円
分配前の基準価格(1万口あたり) :1万5,200円
毎月の分配金(1万口あたり)   :200円

この場合も個別元本よりは現在の価格である基準価格が高いです

分配前の基準価格1万5,200円 - 個別元本1万5,100円 = 100円

100円の利益が出ていますが、毎月の分配金は 200円 です。
足りません

「利益は出ているけども分配金には足りていない」にも関わらず 200円の分配金を出すわけです。

ここがA投資信託との大きな違いです。

じゃあ足りていないのに、どうやってこの分配金をねん出するのかと言いますと

足りない分は元本から出しちゃえ。

となるんですよね~(^_^;

200円の分配金を支払うため、足りない分(100円)は買った本人の元本から出すのです。
そして分配金を支払うために元本を使っちゃったので、分配後の個別元本が

個別元本1万5,100円 - 特別分配金100円 =1万5,000円

と目減りしてしまうわけです。

しかも分配後基準価額も

分配前の基準価格1万5,200円 - 分配金200円 = 分配後の基準価格1万5,000円

と下がってしまい、今この投資信託を売っても売却益は出ないわけです。

※支払われる分配金200円のうち、利益で賄われる100円が「普通分配金」となり、足りなくて元本から支払っちゃった100円が「特別分配金」となります。

こんな風に利益が出ていない時には、己の身を削って分配金を作っているのです。
あなたの元本から支払われる「特別分配金」は、もともとあなたのお金なんですよ。
痛々しい(>_<)

もちろんきちんと利益の出ている投資信託を選べばいいのでしょうが、そうなってくると選ぶ目を養わないといけませんよね。

それができたら苦労はしない
初心者だったらなおのこと

です。

毎月分配型のもう一つのデメリット

それともう一つ。

分配金が再投資に回されないと「複利」の恩恵にあずかれないんですよ。

複利に関しては「貯蓄から投資へ2 時間を味方に!」で詳しく説明していますが、簡単におさらい。

元本100万円 年利3% 10年間運用のときの10年後の金額はいくらか?

・単利(毎年の利益を受け取る)

元本100万円+受け取った分配金30万円

・複利(毎年の利益を再投資する)

元本134万4,000円

となります。
利益を再投資した方が4万4,000円増えています。
単利の1年分以上の増額です。

このように「利益が利益を生む」恩恵にあずかれなくなるわけです。

もちろん分配金にも税金は課されますので、複利であってもここまできちんと増えませんけどね(^_^;

分配金の税金

投資信託の分配金には、預金の利息同様に税金がかかります。
先ほど「普通分配金」と「特別分配金」と出てきました。

ですが、実はこれ分配金全額が課税価格になるわけではありません。

普通分配金にのみ課税されます。

特別分配金はそもそも元本取り崩し分です。
それに対して課税するということは「自分の預金から支払っている利息になんで課税じゃ!」となるので、非課税となります。

先ほどのB投資信託を例にしてみます。

分配金 200円(普通分配金100円、特別分配金100円)

となりますので、課税される分配金は「普通分配金」の100円分だけです。

このB投資信託が「株式投資信託」であった時には、税率が(平成30年現在)20.315%(所得税15.315%、住民税5%)ですので、計算する

普通分配金100円 × 税率20.315% = 約20円

の税金が差し引かれて支払われます。

※所得税に2.1%の復興特別所得税が課税されています。

ここはFP試験でも問われるところです

「普通分配金」にのみ課税
「特別分配金」は元本からの取り崩し(自分のお金)だから非課税

と覚えておきましょう。

まとめ

「貯蓄から投資へ」とか言っておきながら、投資の怖さを書いています。
投資は貯蓄と違って目に見えるリスクを抱えています。

投資をするならば、ぜひともそれをきちんと踏まえて始めるようにお願いいたします。
銀行や証券会社の窓口で、勧められるがままに買ってしまいますと、あきらかに銀行や証券会社に有利な商品を勧められる可能性もあり

ます。

そう言ったリスクを軽減するには知識だと思うのです。

もしくはそのリスクをすべて凌駕するほどの何かがあるとかね。

とくにまとまった金額を投資に回そうと思うならば、必ず調べてからにしてくださいね。

まず

1.自分はなぜ投資を始めるのか
2.いつまでにいくら貯めるために始めるのか
3.そのためには、どのような商品が合っていのか

と言うことを必ず考えてから投資しましょう(^_^)

それに見合った投資の方法が見つかるはずです。
自分で調べるもよし、それこそFPに相談されるもよし。

今後の生活のことも考えて、投資をしていきましょう!
そして良い投資ライフを送りましょう!

では、また!

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